2003年9月15日号 隔月発行
      
今回の 主 な 記 事

理事会 記念事業など審議
 


シックハウス対策を強化
・チャンス到来! 研修会など準備万端

シックハウス対策はビジネスのチャンス 

特集 耐震リフォーム
                                 

ットライン21 はずかしい話   福 隆 《(有)スターテキスタイル代表》
会員ズームアップ  低予算でも本物を提供 ヤマトプランニン
コーナー(資格関連情報)



 
    ◎◎◎◎◎◎◎◎              理 事 会
__________    記念事業 など 審議  ___________
                       事業計画、順調に推移  ◎◎◎◎◎◎◎◎
 
 三装協は7月25日と8月31日に理事会を開いた。8月31日の会議は、恒例の夏期移動理事会として山梨県南アルプス市「桃の木温泉」で開いた。両会議の主な議案は次の通り。
創立30周年記念事業=
 記念誌の編集について福・記念誌委員長から経過報告(進行状況など)が行なわれ、了承された。また、同誌に理事全員が広告出稿することを決めた。
組合加入・脱退
 去s川経師店(市川勝男代表)の加入と鞄野製旗の脱退を承認した。
日装連・生涯職業能力開発体系検証等事業への委員派遣=
同事業への委員として小田副理事長を選出した。
NPO(特定非営利活動法人)のユニバーサルデザイン・エデュケーション・ジャパンヘの加入=
同団体に支援団体一賛助会員)として加入することを決定(入会金2万円、年会費3万円)。

シックハウス対策を強化
チャンス到来  研修会など準備万端
 
 シックハウス対策が強化された改正建築基準法が7月1日に施行され、さらに建設関連業界の動きが活発化している。三装協でも、同問題に対処するため、シックハウス対策研修会(6月28日)を開催したほか,NPO法人に加入し、化学物質の測定が定額で出来るシステムを構築した。
 
都立全校に簡易測定器 シックハウス対策で都教委(共同通信H9月1日)/
学童クラブ教室から基準の2倍のトルエン(毎日新聞"9月6日)/
シックハウス対策追い風 国産合板市況底上げ(日経新聞H8月29日)……
 改正建築基準法が7月1日に施行されて以来、マスコミもこの問題を取り上げるケースが増えた。生活者の関心が高くなっていることを反映したもので、シックハウス対策に真剣に取り組む必要性は、この間題が浮上した一昨年の当初予想を上回っている。
 また、シックハウス対策が、ビジネスチャンスになると考えるインテリア業者が予想以上に増えているのも事実。以上のような背景から、三装協はシックハウス対策研修会を6月28日に開催した。
 会場は小平市の職業能力開発総合大学校(東京校)で、渡邊理事(講師)の講義に85名の受講者は熱心に聞き入っていた。研修テーマは建築基準法のシックハウス関係法令、施行上の留意点、建築材料の制限など。テーマのいずれもが発注者と深く関わる問題であるため、受講者からの質問も相次いだ。
 
創立記念シンポジウムも開催
 同研修会終了後、組合創立30周年記念シンポジウム「室内環境のユニバーサルデザイン・室内の化学物質と簡易測定」を同所で開き、95名が参加した。
 シンポジウムでは、職業能力開発総合大学校(東京校)・建築施エシステム技術科の松浦教授から、ユニバーサルデザインの考え方、シックハウスに関する簡易測定についての講義を受け、室内環境の意義を新たにした。
 また、カビの大家である東京顕微鏡院の倉田先生から「カビとは何か」について講義があり、活発な質疑応答が行われた。
 
NPOに参加し組合員に便宜
 三装協はこのほど、シックハウス対策の一環として、NPO(特定非営利活動法人)のユニバーサルデザイン・エデュケーション・ジャパンに支援団体(賛助会員)として加入した。
 同団体の加入は、化学物質等の測定が会員価格でできるほか、シックハウス関連の各種情報の入手、各種講習会への出席など大きなメリットがある。
 

シックハウス対策はビジネスのチャンス
★★★★  ★★★★  ★★★★  ★★★★  ☆☆☆☆  ★★★★  ★★★★  
 建築基準法が改正され、7月1日に施行。シックハウス対策が強化された。この規制強化がインテリア業界にとって「不利」だという誤った認識がなされている。しかし、この規制は業界にとって追い風となっているのが事実。再度、改正の目的などを再確認し、商機を拡大したいものだ。
 
規制は材料と換気
 建築基準法の改正によって、使用が規制されることになった化学物質は、ホルムアルデヒドとクロルピリホス。前者は、合板や接着剤、合成樹脂、防腐剤など、建築材料に広く用いられるものだ。後者はシロアリ駆除剤で、昨年夏に問題になった、中国産ホウレンソウから検出された農薬と同じ成分。
 2つのうち、クロルピリホスの方は、すでにここ数年、業界で使用を自粛している。今回の法改正によって全面的に使用禁止となった。
 一方のホルムアルデヒドについては、そう単純ではない。天然の木材にも含まれている成分なので、100%排除するのは、そもそも無理な話なのだ。しかも、これまでローコストで施工性の高い村料として広く使用されてきただけに、減らせば価格に跳ね返りかねないという現実がある。
 そこで、今回の改正では、ホルムアルデヒドを発散する材料を等級付け、その等級によって使用量を制限すると同時に、発散された化学物質を室外に放出するための換気を義務づけている。その具体的な対策は次の3つ。
 @居室の内装仕上げに使う材料の面積を、一定の制限内におさめること。
 A機械換気設備を設置すること。
 B天井裏や床下、壁や収納の内側などから、ホルムアルデヒドが居室に流れ込むのを防ぐ処置。
 7月以降に着工する住宅では、これら3点すべての対策を講じなくてはならない。
 
規制の対象となる材料
 規制の対象になる物質はホルムアルデヒドだけ(クロルピリホスは使用禁止)なので、これを発散しない材料、たとえば、コンクリートやガラス、タイル、金属材料などは規制されない。
 内装業界の最大の商材となる壁紙などが、ホルムアルデヒドの発散量によって等級付けが行われるようになった。これまでも、合板や集成材、フローリング等の木質建材については、JAS(日本農林規格)、パーティクルボードとMDFについてはJIS(日本工業規格)の等級があったが、今回の改正に伴って、双方に共通する等級が設けられた。
 新しい等級付けでは、規制対象の材料すべてが4つに区分されているが、実際の現場で使われるのは新規に加えられた「F☆☆☆☆(F4つ星)」で、これは制限なしに使用可能だ。F☆☆☆以下の製品は換気と使用部位(居室かそうでないか)によって使える量が制限されることを確認しておきたい。
法規制の注意事項
 7月から着工される建物は、すべて改正建築基準法による規制の対象になる。ただし、すでにみてきたように、対策はそう単純ではない。どの材料を、どこにどのぐらい使うか、どんな換気方法を採用するか、さまざまな選択肢が考えられる。しかも、建築基準法は「最低限、守らなければならないルール」であって、「これさえ守れば大丈夫」という目安ではない。
 シックハウスを防ぐには、家族の健康状態や生活スタイル、立地環境に合わせて個別に対策を練るほかないのだ。消費者はこの点を誤解している可能性が高い。


                          
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特集  耐震リフォーム
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市場規模はまだ小さいが専門業者のリトマス紙に
 
 9月1日は防災の日。日本全国で大掛かりな対策シュミレーションが行なわれたが、その大半は大規模地震に対するもの。平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災以降、国土交通省も住宅の「耐震リフォーム」に力を注ぎ、各種の助成を行なっている。耐震リフォームはまだ大きなシェアをもってはいないものの、専門業者として、基礎知識は欠かせない。
 
 阪神・淡路大震災では、約26万棟の家屋が全壊・半壊。このような大地震による悲劇を二度と繰り返さないように、被害を最小限に抑えるためには、住まいを地震に強い安全なものにすることが大切だ。
 特に昭和56年以前に建築された家屋の被害が多かったことから、国土交通省では「建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐震改修促進法)」の制定や、補助や税制などの支援により、さまざまな対策を講じている。
 耐震リフォームは、まだリフォーム市場におけるシェアは低いものの、業者選択の基準になっている面もあり、基礎知識は欠かせない要素となっている。
 
耐震性のチェック
 耐震リフォームでもっとも重要なものは、顧客へのアドバイス。次の耐震性についてチェックすることが第一歩となる。
 @昭和56年以前の建築か。
  昭和56年に建築基準法が改正され、地震に関する基準(耐震基準)が強化された。この改正前の法律に基づき建設された住宅は、古い耐震基準によるもので注意が必要。
 A軟弱な地盤。
  地盤が悪いと地震の揺れを増大させたり、建物が傾いてしまうなどの影響をうける可能性がある。川、池などの埋立地や、丘陵地の盛土で小規模造成工事によるものや深い沖積層などの軟弱な地盤に建つ住宅は注意が必要。
 B基礎の状況
  木造の古い住宅の場合、玉石基礎といって柱が大きな石の上に立てられているだけのケースがあり、柱が浮き上がったりはずれたりして、建物が倒壊する危険性がある。 また、コンクリートの中に鉄筋が入っていない基礎や、基礎自体にひび割れが発生している場合は、補強工事が必要となる。
 Cバランスの悪い住宅
  ▽壁や窓の配置が一定の方向に偏っている、▽1階が駐車場などのピロティ(壁で囲まれていない外部に開かれた空間)になっている、▽2階部分だけが突き出しているなど…バランスの悪い住宅は地震のゆれに対し弱いと考えらる。
 D維持管理の状態
  維持管理の状態が悪く、家全体の傷み具合が激しい場合は、適切な補修が必要。
 以上のような点が建物の耐震性に大きく影響する。チェックポイントが複数数点あれば、積極的に顧客に耐震リフォームを勧めてよいだろう。
 なお、耐震リフォームは、インテリアの模様替えやキッチンの入れ替えなどのリフォームと違って、比較的大規模になる場合が多い。必要な箇所全てを総合的に補強しないと、耐震リフォームの効果が十分に発揮されないこともあるため、顧客への説明がきわめて重要となる。




ットライン21
○●○ 恥ずかしい話  ○●    
                   福  隆 (有)スターテキスタイル代表
                  ………………………………………………………
 旅といえば海外旅行か温泉か山登り、またはローカル列車の旅等ありますが、物心ついてからの山と温泉の話を思い出しました。
 昭和28年、まだ私が若かりし頃の話です。当時はアルバイトをするか葉山の海岸で泳ぐしかやることがなく、何となく友人と旅でもするかと計画を組みました。
 登山グツ、ピッケル、サブザックと子供の頭くらいの麦飯のおにぎりを4つもって、新宿から夜行列車に乗り込みました。
 まだ明けやらぬ早朝、3時頃だったと思いますが、小淵沢につきました。そこから八ヶ岳を一日で縦断しようと考えたのです。まず武田信玄が上杉謙信と川中島の戦いをするために作ったといわれる「戦道」を抜けながら、なまいきにも道中は滔々と歴史を論じたものでした。
 ついで赤岳を越え天狗岳に向かって、東天狗で右に行くか左に行くか意見が分かれ、なんとジャンケンで進路を決めました。結局、右に行くことになり山の中にあることで有名な本沢温泉に到着。お金をあまり持っていない2人は、「聞くだけ」と思って宿泊料金を尋ねたところ「米を持っているか」と逆に聞かれました。 当時、旅行(宿泊)をする際には米を持っていないと、どんな宿にも泊れないことになっていたのです、それをすっかり失念していましたので、米は持っていません。そこで、作戦変更。いわゆる「素泊まり」にすることにし、それができる稲子温泉に向かいました。
 稲子温泉は松原湖の近くにあり、いわゆる「ひなびた温泉」という表現がぴったりのところ。一泊六百円でお世話になることに決め、早速湯舟の中に。ところがお湯の中は一面に黄色のゴミのようなものが浮いており、身体が汚れるような気がしてなりません、そこで、よせばいいのに2人して「この温泉は掃除をしたことがないに違いない」と、手ぬぐいを使って約一時間にわたってきれいにしたものです。
 湯舟がきれいになり、気持ちよくお湯につかっていると、「あまりの長湯を心配した」という宿の親父さんが覗きにきました。
 その親父さん、湯舟を見て「アッ」と言う声を出しました。それはそうです。温泉の命とまでいわれる「湯の花」を、私達二人は「黄色いゴミ」と勘違いして全部捨てていたのですから。親父さんは、私達を叱りながら、温泉にとって湯の花がいかに大切かお説教をしてくれました。
 大失敗をした私達を許してくれたうえ、さらにただでもう一泊させてくれた親父さんに大感謝。湯の花が元に戻ったのを確認して、無事、葉山に帰ることができました。
 大恥をかいた私達の旅は終わりましたが、稲子温泉との出会いは生涯忘れることができません。


 
会員ズームアップ ◆□◆□◆低予算でも本物を提供
◎ ヤマトプランニング ◎   □◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
 
 昨年4月に日野市に誕生したばかりの小さな会社……それが当社です。
 従業員もわずかに4人の会社ですが、「お客様に、本物を提供したい」「低予算でもトコトンこだわった仕事をしよう」という理念を揚げて、奮闘しております。小さな会杜の割に守備範囲は広く、昨年の10月には内装仕上工事業のほかに建設工事業でも建設業許可を頂き、また住宅建物取引業許可も取得して、リフォームから新築、不動産業まで、お客様のお役に立てる会社として、体制を固めつつあります。
 現在は躯体を鋼材で組むスチールハウスでの建築を推進しており、第1号の共同住宅が今月着工になります。この住宅は虫害や腐食の心配がなく、耐久性に優れた壁構造外断熱の、地震に強い21世紀型住宅として注目されています。
 ご協力項く取引先の多大なるご支援のもと、小さな会社であるだけに、社員全部が各工事について熟知し、厳しい施工管理、より良い提案ができる専門知識をもって、お客様に責任ある対応ができるよう心がけております。
 お客様と共に、お客様の夢をかなえ、その過程で、地球環境にまで配慮できるような責任ある会社でありたいと夢は大きく高く掲げていきたいと思っております。



  
                               
◇セミナーのこ案内◇
▽テーマ…既存住宅の評価法と補修計画・施工(品質確保法に関する法律を理解し、客観的な検査・評価法に加え、補修計画・プレゼンテーション・リフォームエ事の技能と技術を収得する)。
▽定員…10名。
▽日程…9月27日〜2月28日(土曜日15日間)
▽受講料…6万円。
▽申込先…職業能力開発総合大学校・東京校(電語042-346-7170)まで。
 
 
鳥人間 木村氏(キムラインテリア)が3連覇
☆☆☆世界新記録で4回目の優勝☆☆☆
 夏の風物詩となった「第27回 鳥人間コンテスト」が、今年も7月27、28日、琵琶湖畔で行なわれた。
 両日とも快晴に恵まれ、滑空機部門では「みたかアドベンチャーグループ」(木村啓三代表…潟Lムラインテリア役員)が、3年連続4回目の優勝を成し遂げた。しかも、記録は420・48mの世界新。これまで同グループがもっていた記録(417.49m)を更新した。 会場の琵琶湖畔は遅い時間帯になると、風向きが変わり不利となる。大会のルールによって、前年優勝チームはもっとも条件の悪い最終フライトになったが、「みたかアドベンチャーグループ」はそれらを撥ね除けて新記録と優勝のダブルタイトルを獲得した。
 「昨年より悪い風で決して良い条件ではなかったが、機体の調子が良くなったことと、大木祥資パイロットの技術が向上したことで勝利できたと思います」と、同代表の木村氏は語っている。
 なお、このコンテストと同グループの快挙は9月6日、日本テレビ系列で全国放映された。
【第27回鳥人間コンテスト上位入賞者】
1位 みたかアドベ一チャーグループ/420.48m 2位 東京都立大学/299・46m,
3位 ふくちやま・舞夢MY夢/283・77m  4位 日本文理大学鳥人間クラブ/248・99m  5位 おかやま山陽高校鳥人間講座/118・02m。