2004年6月30日号 隔月発行
      
今回の 主 な 記 事

第31回通常総会
理事長就任 抱負と決意
平成16年度 事業計画 
平成15年度 事業報告
デフレ時代の経営タブー ニーズの把握
           第31回通常総会 平成16年5月21日  ザ・クレストホテル

 第31回通常総会 

新理事長に野口起與志氏
  事業計画など全議案を承認

 三装協は5月21日、第31回通常総会をザ・クレストホテル立川で開き、平成16年度の事業計画案など全議案を可決承認した。また、任期満了にともなう役員の改選が行われ、野口専務理事が新理事長に就任したほか三役、理事、ブロック会役員も決まった。
第31回通常総会は、定刻の午後4時に始まり、次の全議案を可決承認した。
 第1号議案(平成15年度事業報告及び決算関係書類承認の件)、第2号議案(同16年度における事業計画及び収支予算並びに経費の賦課及び徴収方法決定の件)、第3号議案(同16年度における借入金額最高限度決定の件)、第4号議案(1組合員に対する貸付金額最高限度決定の件)、第5号議案(手数料及び貸付利息の最高限度決定の件)、第6号議案(役員報酬決定の件)、第7号議案(同16年度加入金額決定の件)、第8号議案(加入及び脱退承認の件)、第9号議案(理事及び監事選挙の件一など。
役員改選では、理事長に野口専務理事が昇格し、三役・理事も次のように決まった(敬称略)。
▽理事長=野口起與志(潟Aミロン)。
▽副理事長、小田克彦(旧陽)、新井信一.(去O信インテリア)、船戸學(椛D戸建装)、渡邊吉左右(室内装飾相田屋)。
▽専務理事=福隆(泣Xターテキスタイル)。
▽理事=大竹文男(椛蜷商店)、相原季吉(且ィ洗堂)、小平廣道(泣qロインテリア)、松本保夫(松本建装)、宮本正雄(葛{本家具装飾)、金子俊幸(株装)、大塚悟司(拒蜥ヒ商店)、高橋忠(泣tァニーインテリア)、古畑今朝幸(古畑装飾梶j、海老澤護(潟Aペックス)。
監事=(渠口建築計画)、大塚信彰(拒蜥ヒ商店)。
▽相談役=木村禮次郎(潟Lムラインテリア)、河野孝仁(渇ヘ野商会)、加藤龍蔵(潟Jトー)。
 承認された事業計画では、重点事業として、@会員増強と組織の強化、A後継者の支援と人材育成、Bシックハウス対策と健康・安全住宅の推進、C福利厚生事業の推進、D広報活動の充実の5項目が決まった。総会終了後、賛助会員を交えての懇親会を同所で開き、自已紹介、自社PRを行ない、情報交換、歓談に花が咲いた。


理事長就任 抱負と決意  野口起與志

 創立以来の組合員である私にとって、今年1月の30周年記念式典の余韻が残る中、5月21日の通常総会において、第4代三装協理事長に選任されたことは、改めて深い感銘と重大な責任を痛感しております。
 歴代3理事長及び幹部の方々の立派な業績に恥じないように、微力ながら努力する次第です。
 私は中庸を重んじることに徹しつつ現組合員の結束をはかることに、平凡ながらゼロから活動したいと心に念じております。さて、中小企業を取り巻く環境は未だ厳しい状況にある中、消費者の二ーズも年々多様化し、特に近年住環境に対する健康志向が高まり、大きな関心が寄せられております。
 建築基準法の改正によりシックハウス対策も一定の成果を上げつつありますが、更に情報の収集に務め、消費者に快適で安心な住環境の提供に努めてまいります。
 今年度の活動方針としては、5項目の重点事業に積極的に取り組み、遂行していきたいと思っております。
 以上、私の抱負・決意を申し上げ、皆様方のご理解、ご指導を得て最善を尽くしますので、よろしくお願い申し上げます。

古畑理事が役員に
 日本壁装協会はこのほど、役員の改選を行ない三装協の古畑理事(前理事長)が副理事長に就任した(新任)。同理事はまた、施工管理委員会の委員長に留任した。



平成16年度 事業計画

◇基本方針
 当三装協は、組合員の相互扶助の精神に基づき、組合員のために必要な共同事業を行い、もって組合員の自主的な活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上をはかることを目的とする。
 昨年度後半から、大企業や一部業種で業況回復の傾向が見られましたが、中小企業は相対的に見ると、停滞感を払拭出来ないまま年度を越しました。今年度こそ本格的な景気回復を期待したいものです。
 当三装協関連の建設産業を取り巻く環境は、公共工事における入札、契約制度の改革や、今後建設市場の一層の国際化が見込まれるなど「新しい競争の時代」を迎えている。このような経済環境を踏まえ、組合活動は、組合員企業を側面から支援する役割を果たさなければればならないと考えております。新しい競争の時代に的確に対応した事業活動を推進することが組合員のための組合であると思います。
 新年度にあたり、ますます高度化、多様化する需要に的確に応え、新しい対応で問題を先送りせず、覚悟を決めて取り組まなければならないと考えます。本年度は特にブロック会、組合の活性化、組合員加入、メリットなどを明らかにして組合員増強対策、リフォーム市場の対応強化のための講習会、健康・安全住宅の推進、ビジネスニュースをインターネットを通じ情報提供の強化を推進することとします。
 消費者の二ーズも年々多様化し、特に近来住環境に対する健康志向が高まり、大きな関心が寄せられております。建築基準法の攻正によりシックハウス対策も一定の成果を上げつつありますが、更に情報の収集に努め、消費者に快適で安心な住環境の提供に努めてまいります。本年度事業計画は次の事業に重点をおき実施する方針であります。

◇重点事業

@会員増強と組織の強化、A後継者の支援と人材育成、Bシックハウス対策と健康・安全住宅の推進、C福利厚生事業の推進、D広報活動の充実。
◇実施事業一抜粋一
@共同受注に関する事業=共同購買によって、組合員に内装工事用資材の有効な選択肢の向上が図られ、同時に施工技術の向上と、施工費の節約が得られる。
▽受注工事(内装仕上げ工事)、▽施工管理費など。
A共同購入に関する事業=▽力ーペット用副資材の共同購買、▽カーテン用副資材の共同購買、▽壁装用副資材の共同購買、▽販売促進用品の共同購買。
B防炎ラベルに関する事業=防炎ラベルを共同事業として日装連より一括交付を受けて、組合員に交付し、組合員及び三多摩室内装飾事業協同組合管内の室内装飾業者の施工管理に係わる室内装飾の防炎安全対策の向上を図る。
C事務代行手数料=公的機関に組合員が許可申請する場合の代行事務を行うことによる手数料収入を得る事業。
D組織の拡大強化=組合の組織の充実と拡大を図り、組合員の地位向上に努め、準会員、賛助会員との交流と関係強化を図り組合の活性化を積極的に進める。
E共同宣伝に関する事業。
F教育情報事業(三装協ニュースの発行及び販売)
 
平成15年度 事業報告

平成15年度に於ける社会環境は、設備投資や輸出が比較的堅調に推移し、生産活動も緩やかに回復するなど、大手製造業を中心に一部に明るい兆しが見えてきましたが、依然として雇用・所得環境は厳しく、デフレ基調から脱出できない状態が続きました。
こうした背景の中、三装協は激動の時代を駆け抜き本年組合創立30周年を迎えることができましたことは、誠に意義深く、組合員皆様のご支援ご協力の賜と深く感謝申し上げます。
 
 14年度末から30周年記念事業実行委員会を設置し、一年余にわたり事業推進に万全を期しました。お陰様で大過なく無事記念式典が挙行出来ましたことをご報告申し上げます。
 さて、インテリアを取り巻く環境は大変厳しく価格競争に加え住環境の質的変革が求められ、消費者の二ーズが多様化し、加えてシックハウス問題等健康志向に関心が高まっているのが現状であります。
 当三装協として組合員の皆様が新しい競争の時代を乗り切るために、東京都中央会、日装連のご指導と賛助会員のご協力により、事業を推進することが出来ました。以下、重点項目の概要について報告いたします。
 
 平成15年度は、@会員増強と組織の強化、A後継者の支援と人材育成、Bシックハウス対策と健康・安全住宅の推進、C福利厚生事業の推進、D広報活動の推進の5項目を重点事業として推進いたしました。
▽組織の充実と拡大強化=組織委員会が任に当たり、会員増強に努力し2社を加入促進いたしました。しかし諸般の事情で6社の脱退を余儀なくされましたことは誠に遺憾でありました。
▽後継者の支援と人材育成=事業委員会、総務委員会が任に当たり、シックハウス対策研修会、室内環境のユニバーサルデザイン公開シンポジュームを開催、大きな成果が得られました。

▽シックハウス対策と健康・安全住宅の推進=事業委員会、環境委員会が住まいの健康&安全住宅研究会の協力により、室内環境に留意した自然素材である珪藻土建材の活用を有効的に図り、消費者に安心と健康を届けるよう努力いたしました。また、建築基準法改正によるシックハウス対策の研修会を開催、化学物質による健康被害が問題となっている現状に対しては、関係機関とも協議し、情報の提供に務めました

▽福利厚生事業の推進=ふれあい委員会が中心となり、レクリエーションや各種催し物等を開催、また、各種保険等の加入促進をはかり、組合員、家族、従業員の福祉増進に努め、健康・安全確保の推進をはかりました。

▽広報活動の充実=ふれあい委員会が任に当たり、三装協ニュース発行計画に基づき情報収集と発信を推進いたしました。発行にあたっては、その都度委員会を開催し意見交換をしながら組合員の二ーズに対応した情報、所管の国交省、経産省からの通達、組合活動の状況と報告、組合員、賛助会員紹介などを掲載し、「親しまれ、読まれる三装協ニュース」を目指して編集にあたりました。特にコラム「ホットライン21」資格関連情報、リフォーム情報などは好評でした。新年度は新年度は編集スタッフ一同更に内容充実に努力していきたいと思っております。
 
 以上、重点項目を中心に報告いたしましたが、本年は組合創立30周年記念という大きな節目の事業に取組み、各委員会、役員、組合員の皆様方のご理解、ご協力で概ね所期の目的は達成出来たと思います。記念事業といたしましては、職業能力開発総合大学校東京校の協力を得て同校にて公開シンポジューム「室内環境のユニバーサルデザイン1・2」の開催、及びボーリング大会を開催し、大きな成果がありました。また、記念誌の発行では記念誌委員会が中心となって手作りで作業を進め、味わい深い内容に仕上がり、編集委員の方々の並々ならぬ努力と英知の結集に感謝申し上げます。
 平成16年1月22日に創立30周年記念式典を京王プラザホテル八王子において、来賓、組合員、賛助会員等140名余の出席を得て盛大に開催出来ましたことを感謝申し上げます。当日永年のご功労により都知事感謝状を受賞した役員、会社従業員の方をはじめ表彰され
た方々に心からお祝い申し上げます。



デフレ時代の経営タブー ニーズの把握

顧客が求める二ーズとは何だろうか。
「消費者二ーズの多様化」などという表現をメディアで見聞きすることがあるが、二ーズは決して多様化などしていない。多様化という単語を使う時は、逃げの口上で用いられることが多いので注意しよう。実は、多様化しているのは嗜好や価値観、ライフスタイルであって、人間が求める本質的な二ーズそのものはまったく変わっていない。
 永遠に変わらない基本的三大二ーズ、それは@ディスカウントニーズ(安さ)Aコンビニエンスニーズ(便利さ)、Bスペシャリストニーズ(専門性)だ。
 ディスカウントで圧倒的な高付加価値企業と呼べる企業は多く、マクドナルド、米国小売業首位のウォルマート、それにおなじみのユニクロなどが最近の好例だろう。
 コンビニエンスではどうか。コンビニエンスニーズを充足させることで高付加価値企業を築いた例は、セブンイレブンやアスクル、ピザーラなど これまた多い。
スペシャリティによって高付加価値企業になる例は、枚挙にいとまがない。圧倒的品質もしくは優れたマーケティング手腕で同業他社を蹴散らし、代替企業がほとんど存在しないという企業は中小企業のなかにも数多い。
 中小企業が真の意味で自立するためには、高付加価値企業への脱皮が欠かせない。では高付加価値企業とは何だろうか。
言葉から受ける印象では、
【高付加価値経営=高祖利益経営…高収益経営】というようなイメージがあるが、言葉の意味を深く掘り下げていくと、高い価値(ねうち)を付加する経営であり、その結果が高祖利益、高収益になるのである。あくまで結果として高収益企業になるわけであり、その前に必要な条件として、提供する製品やサービス、技術に価値(ねうち)が必要だ。
 その“価値”とは誰が決めるものであるか?他でもない、顧客が決めるのである。つまり価値とは、顧客が求めるニーズへの充足なのである。その度合いが他よりも高い企業のことを高付加価値企業と呼ぶ。