2005年 1月31日号 隔月発行
      
今回の 主 な 記 事

明るさに手ごたえ「団結の力を」再確認に対応 三装協・賀詞交歓会
若い世代に期待 伝えたい技と知恵 歴代理事長  「初 夢 放 談 」   
会員ズームアップ クロスから出発・着実に販路拡大 (株)シノカツ 

 明るさに手ごたえ「団結の力を」再確認 

三装協・賀詞交歓会

  三装協は1月24日、賀詞交歓会を立川クレストホテルで開き、組合員、賛助会員、来賓等など多数が参加し、業界に明るさをもたらすのは「団結の力」であることを改めて確認した。挨拶した野口理事長は、若手の育成と新規事業の取り組みを明らかにした。

 三装協賀詞交歓会に出席した組合員、賛助会員は例年以上に、その目が輝いていた。明日への手ごたえを確かにつかんだ確信の目だ。
 その目が見つめる先の野口理事長は念頭所感を述べ、若い世代の育成を組合事業の軸に据えること、そのために人材育成事業(労確法事業)に取り組むことを宣言した。
 来賓として出席した三田敏哉都議会議員は、三装協の活動を高く評価、特に環境や健康を重視した内装の計画・施工が有意義であると述べた。
 中小企業中央会・小林労働課長も新年の賀詞を述べ、東京組合の安田理事長が乾杯の音頭をとり、新年の宴がスタート。
 今回の賀詞交歓会は、明日への手ごたえを掴んだ参加者がいたためか、宴の趣より商談会の気配が濃厚にただよい、明日からのビジネスのため真剣に情報交換する姿が会場の大半を占めていた。
 
 野口理事長・念頭所感
若手の育成を軸に新規事業に取り組む
 
 年が明けて、歴代4名の理事長経験者が集まり座談会を開催しました。
 三装協創立から20年に渡って組合をリードされた木村初代理事長が、これからは若い世代の育成が組合事業の重要な事業になると発言され、私を含めた一同が納得。
 今から、そして次年度事業から若い世代の育成を組合の重要な事業にいたします。
 健全な組織は老・壮・青のバランスが必要だといわれます。ご承知の通り、三装協にはすばらしい人材が多数おりますが、老・壮に片寄っているのは事実。
「青」にも人材はいるのですが、残念ながら組合活動になかなか参加されない。
 ぜひ、青年層が三装協の事業などに積極的に参加し、組合の明日への提言をするよう、組合員の皆様、賛助会員の皆様にお願いする次第です。
 若い世代の育成を事業の軸にする、その具体策が「労確法」事業への取り組みです。すでに理事会の承認を得て、次回総会の承認を得れば新規事業として来期から年間1200万円の事業を3年に渡って継続します。
 この労確法事業とは、狭義では労働力の確保を目的としていますが、三装協の真の目的は、若い世代がインテリア・内装・リフォーム業界で生き生きと自らの力を発揮し、充実した人生を送ることを支援するためです。ぜひこの本旨をご理解のうえ、ご協力をお願いする次第です。(賀詞交歓会・挨拶要旨) 

 ▼新潟組合への見舞金送付(新潟県・中越地震)▼組織拡大についての報告
 ▼組合中間決算報告▼火災報知器の販売▼組合員に配布するカレンダーの名前入れ
 ▼基幹技能者研修の合格者▼日本クリーナーズ防炎協会の研修会など 

 


若い世代に期待 伝えたい技と知恵

歴代理事長  「初 夢 放 談 」

出席者 木村禮次郎(初代 1973〜1992)
      河野  孝仁(2代  1992〜1994)
      古畑今朝幸(3代  1994〜2004)
      野口起與志(4代  2004〜    )

 座談会終了後、『歴代の明日を呑み干す春談義』という俳句が野口理事長から披露された。この句であますところなく表現されたように、出席した4人の歴代理事長は決して“枯れて”もいず、過去を振り返ることなく、真摯に明日を見つめていた。とくに、三装協の明日を担う若い人材への期待も大きく、建設的な意見が続出した(司会は現役の野口理事長が務めた)。
 
野口 皆さん、明けましておめでとうございます。
   まずは先輩に敬意を表し、またこの歴代理事長座談会を提案された木村さんかから口火を切って下さい。 
木村 初代から現職まで、4代の理事長が現役で元気に仕事をしてるのは、日装連傘下組合でも珍しいのではないか。それだけに、我々4人の経験を次の世   代へ、とくに若い人に伝えるのが義務ではないかと思っている。ぜひ、本日は過去の話は「禁句」にして業界と三装協の明日を語りたい。
河野 この業界で長い期間をすごしてきた。その間、良いこともあり失敗など悪いケースもあったが、それらを含めて若い人に伝えながら、いい人材をインテリ   ア業界に引き付けなくては、業界そのものも活性化しない。
古畑 現在三装協の役員会で検討している労確法(※1)は、まさに若い人材を業界に引き付ける施策だ。今後総会で承認をいただくことになるが、ぜひ来期   の事業として実現したい。三装協の活性化にも繋がると思う。
野口 皆さんの意見は統一したようだ。とかく「老人」の繰り言になるケースもあるから、木村さんが述べられたように、今回の放談のテーマは「若い層へのメッ   セージ」に限定して話を進めましょう。

◇若い人材を引き付けるために
野口 三装協役員会では、現在「社会貢献委員会構想」を検討している。これは年間に数十万円の予算を計上し、たとえば老人ホームの補修を行うというよう  な企画だ。これが実現すれば、個人的には、若い世代に担当してもらいたいと思っているが、業界や三装協の社会的な地位向上に大いに役立つと考えて  いる。
古畑 たとえばA地区ではA社が施工するようにすれば、バランスもとれるし、若手が担当すれば研修をかねることもできる。補修などを受ける施設だけでなく  、参加組合員にもメリットがある企画。
木村 現実離れしているかもしれないが、若手施工者を中国に派遣するというプランはどうだろう。中国は急成長していてインフラの整備が急テンポ。反面、内   装やインテリアの技術、とくに施工技術は遅れているし、貧弱と聞いている。技術者の派遣等は、社会的なというより国際的な貢献になるのではないか。
河野 中国に技術者が派遣できるかどうかは定かではないが、今後はマーケットを世界に広げるくらいの気概を経営者が持たないと、若い人材はこの業界に   入ってこないし、成長も期待できない。
野口 そういう意味で、小さな企画かもしれないが、今年の愛知博覧会などの見学会を実施したい。今後の我々の業界にとって、最も重要な課題となる環境    が大テーマになっているから是非勉強をしたい。また日常を離れ、新しい発見ができる機会にもなる。組合の企画として、多くの組合員にとくに若い人たち   に参加しもらいたい。
古畑 先ほど述べた労確法など助成を活用すれば、愛知博覧や先進企業の見学等可能になる。毎日の仕事は基礎中の基礎だが、新しい知識・技術の習得    も両輪の一つになる。
河野 多くの人に参加してもらうのはいい。しかし、これからの三装協のあり方として、そろそろ受益者負担という考え方を取り入れる時期ではないだろうか。    組合事業への参加などでは、三分の一が積極的、三分の一が普通、三分の一が消極的といったところ。不況といわれながら飽食状況にあるように思え、   飢餓感がない。ある種の甘えの構造すらある。たとえ三分の一に組合員が減少してもよいから、積極的な組合員だけを対象にした事業を増やしていかな   いと、若い世代は三装協を見なくなる。
古畑 同感だ。社会全体が多様化し、価値観も想像以上に幅広くなっていることを考えると、もう全員がそろって参加できる事業はありえない。
木村 組合ができて30年以上になった。一つの節目を迎えていることは確かで、これまでは良かったこと、通用したことでも、今では通用しなくなったものが出   るのは、当然だろう。
野口 私の立ち場では言いづらいが、今後の組合運営を考えると逆転の発想が求められるのは確か。とくに若い人にはショックを与えるような事業も考えたい
河野 意欲ある人に自己責任でやってもらう、大きな成果を出してもらう。それを三装協が支援する。それをほかの人が真似すればよい。そんな場や機会を    与えるのがこれからの組合の仕事かもしれない。
 
野口 先日あるショックを受けた。それは世界的なチェロ奏者のコンサートのことで、舞台の背景が和紙を使用したデコレーションになっていた。クラシック音楽   と和紙の組み合わせ、斬新かつ効果的でとても良かった。手がけた人は2、30代の若手。既成概念を打破して見事な舞台になっていた。このような若い   英知を集めれば、この業界もまだまだ可能性は無限に広がる。
古畑 わたしの会社の近くにも、和風家具をリサイクルし、外国人向けのまったく別のコンセプトの家具に作りかえ、成功して業者がいる。和の素材をメーカー    に頼らず工夫、成功に結びつけた。新たなビジネスモデルを構築したというとおおげさかもしれないが、その若い感性とアイデアには感心した。
木村 私のように古い体質では、新たな価値が正しく判断できないことがある。体質的に反発することもある。だから、和紙を使った舞台づくりやリサイクル家   具を外人に販売しているような事例は三装協内部にもあるはず。そんな若手を組合で表彰するなども一つの方法だろう。
河野 賛成。どんどんやろう。我々自身はもう新しいことに取り組めないかもしれないが、新しいことにチャレンジして成功している若手を評価することはできる   し、それがベテランの務めでもある。
野口 .若手を評価することも大切ですが、若手に負けないよう、我々も表彰を受けるように頑張ることも大事です。そんな挑戦する気持ちも出てきた座談会に   なりました。忌憚のないご意見に感謝しながら終了したい。

 
会員ズームアップ  クロスから出発・着実に販路拡大   (株)シノカツ  
 新春のお慶び申し上げます
皆様には御健勝にて新年をお迎えになられましたこととお慶び申し上げます。
国分寺市内藤にて「シノハラ内装」を開業し、その後「株式会社シノカツ」と組織変更して早5年 すべてはお客様に喜ばれる仕事を心がけ『敏速対応・
低価格・技術向上』を理念とし奮闘しております。
クロス施工業に於いては実績も重ねてまいりましたが、お客様の全般的なニーズにお答えできるように、カーテン・ジュータン・リフォーム工事と販路を広げております。会社創立も若く従業員もまだまだ若輩者ですが、各取引業者様のご支援のもと日々精進を旨とし現在に至っております。
また、私自身も自分の人間性を高める為に商店会や国分寺青年会議所に参加加入し、近隣の諸先輩方との交流の中から見聞を広めるよう活動しております。
近い将来には建設業の許可をいただく為の準備も始めており会社一丸となって
益々発展していけるよう頑張って行きたいと思っております。